社員インタビュー

先輩の教えを胸に、日々成長を実感。

選鉱係

中村祐貴

採掘と選鉱の橋渡しを行う、粗砕部門。


もともとは大型重機の運転に憧れて入社をしたため、採掘係として働く予定でした。しかし、人員の関係で選鉱の手伝いを行った際、業務上におけるコミュニケーションの豊富さに惹かれ異動を希望。現在は選鉱係のリーダーとして、選鉱業務に加え、部下の育成も担っています。
選鉱係は選鉱部門と粗砕部門に分かれており、私は粗砕部門の役割を担っています。採掘係が重機で採掘した石灰石を、選鉱へと引き継ぐ橋渡し役です。具体的には、立坑と呼ばれる、石灰石が投入された縦穴から石灰石の曳き抜きを行い、その際サイズが大きすぎるものに関しては小割機を用いて、その後の選鉱過程に支障がない大きさに石を砕きます。供給する石を切らしてはいけないという前提がある中で、いかに設備への負担を減らすかを常に念頭に置かなければならない仕事です。

最善の準備を常に心掛けています。


準備こそが何よりも重要であるという先輩の教えを、日々実践するようにしています。例えば、現場を常に綺麗にしておくことで、急な設備の修理も安全に、かつ、スムーズに対応することができます。また、前日から悪天候が予想される場合は、次の日の担当者へ細かい注意事項を伝達することで、必要最低限の生産量を確保するよう導くことができます。一見、当たり前と思えるようなことばかりですが、その準備に割くポイントが先輩の場合は多岐に渡り細かい。まだまだかなわないと思う一方、一日でも早く追いつけるよう、一度聞いたことは忘れないよう心掛けています。

経験に学び、後世に引き継ぐ。

粗砕部門がメインに扱う設備は、負荷の掛かりやすいものが多くなります。そのため、点検と修理が付き物ですが、その度に設備の稼働を停止するわけにはいきません。当然、安全確保が第一ですが、その前提のうえで、稼働継続・停止の判断が求められます。そういった判断は、過去一つ一つの実体験が判断材料となるため、私自身が伝えてきてもらったことを部下にもできるだけ伝えるようにしています。
藤原鉱山の資源同様、当社がこれまで培ってきた知識や経験は長い年月を掛けて受け継がれてきました。そのような長い歴史の文脈で働けていることに、誇りとやりがいを感じています。

他の社員インタビュー